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柔よく剛を制す

柔道の礼儀から武士道を探る

経験者なら、よく聞かされた言葉だと思いますが、柔道は礼に始まり礼に終わるという言葉があります。
確かに、試合開始時と試合が終わるとき、選手はお互いに礼をしあいます。
これが、礼儀の正しさの所以だと思いますが、では、「礼に始まり礼に終わる」は試合においてだけのことなのでしょうか。
多くの選手はノーと答えるでしょう。
では柔道の礼儀とは何なのか、これを突き詰めると、戦国時代の武士たちの武士道につながっていくと思います。
柔道は、明治時代に柔術を基礎にして、加納治五郎氏が考案した競技であり、更に探ると、そもそも柔術は合戦で武士が素手で相手を倒すために生み出されたものです。
柔術と双璧をなすものに剣術があります。
どちらも、武士道の真髄と言う点では共通点があります。
それは、武士達の、相手に対する配慮、思いやりの精神です。
例え相手に勝った場合であっても、負けた相手の気持ちを考え、配慮すること、武士道であり、それこそが、「礼儀」の真髄であり根幹でもあるのです。

礼儀作法を重要視する柔道

礼に始まり礼に終わると言われている柔道において、各道場や地域によって多少の違いはあったとしても、礼儀作法は極めて大切なものです。
何故、重要視されているかと言えば、礼は試合や練習において柔道を介して人と交わるに際して、相手への敬意と尊重を意味しているからです。
自他共栄、精力善用と言う道を学ぶ者としては、礼の精神を内で深めながら、外では礼法を正しく守ることが非常に大切なことであり、最も必要なことだと考えられているのです。
礼と一言で言っても、立礼や坐礼と言った敬礼、拝礼、そして個人や団体試合における礼法には様々な決まりごとがあります。
直立時の姿勢から、礼をする時の角度、正座の仕方、坐礼の仕方やその後の立ち方等、ひとつひとつの動作に細かな規定があります。
また、試合に勝っても相手の気持ちに配慮してガッツポーズはしないと言う指導が行われていたりと、自身の技を磨いて強くなるだけではないのが柔道と言う武道です。

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